フィッシュグリップの選び方とおすすめ5選|青物を安全につかむ

磯でフィッシュグリップを使って青物の下あごをつかむアングラー タックル・道具

青物を足元まで寄せて、やっとランディング。ホッとしたのもつかの間、魚が岩の上で大暴れ。ルアーのトレブルフックが、あちこちに跳ね回る。

ぼくはこの場面で、素手で魚を押さえようとして、フックが手の甲をかすめたことがあります。あと数センチずれていたら、確実に刺さっていました。暴れる青物と、フックが3本付いたルアー。この組み合わせは、本当に危ないんです。

それ以来、ぼくはフィッシュグリップを必ず持って行くようになりました。この記事では、ロックショアで使うフィッシュグリップの選び方と、おすすめを紹介します。

先に結論
ロックショアのフィッシュグリップは「耐荷重10kg以上」「錆びにくい素材」「片手で操作できる」「落下防止コード付き」の4つで選ぶ。魚をつかんだら、もう片方の手で必ず腹を支える。

なぜフィッシュグリップが必要なのか

トレブルフックが付いたルアーをくわえて暴れる青物

フィッシュグリップは、魚の下あごをはさんでつかむ道具です。「なくても何とかなる」と思われがちですが、ロックショアではあったほうが断然安全です。

  • 手を魚の口から遠ざけられる:トレブルフックが刺さるリスクが減る
  • 魚の歯やエラから手を守れる:サワラやヒラスズキのエラ蓋は鋭い
  • しっかり固定できる:暴れる魚を押さえやすい
  • フック外しが落ち着いてできる:プライヤーと組み合わせて使う

特に、プラグ(ミノーやダイペン)で釣ったときは、口の外にもフックが出ていることが多いので要注意です。魚が首を振った瞬間、外に出ているフックが手に刺さる…というのは、よくある事故です。

選び方は4つのポイント

形の違う3種類のフィッシュグリップを並べた写真
ポイント理由目安
耐荷重青物の重さと暴れる力に耐える必要がある10kg以上(大型狙いは15kg以上)
素材海水で錆びると動きが悪くなるステンレス・アルミ・樹脂
操作性片手で魚をつかめると楽トリガー式・ワンタッチ式
落下防止磯で落としたら回収できないコード・ホルスターが使えるもの

耐荷重

青物は、重さ以上に暴れる力が強いです。5kgの魚でも、首を振ると瞬間的にもっと大きな力がかかります。ぼくは耐荷重10kg以上を目安にしています。

素材

ステンレスやアルミは丈夫で錆びにくく、長く使えます。樹脂製は軽くて水に浮くタイプもあり、落としたときの保険になります。

操作性

片手で魚をつかめるトリガー式が使いやすいです。もう片方の手はロッドを持っていたり、魚を押さえていたりするので、片手で開け閉めできるかは大事なポイントです。

落下防止

プライヤーと同じで、フィッシュグリップも磯で落とすと二度と戻ってきません。コイルコードでライフジャケットとつないでおきましょう。

ロックショア向けフィッシュグリップおすすめ5選

ここからは、ロックショアで使いやすいフィッシュグリップを5つ紹介します。

憧れの定番。重さも量れる

ボガグリップ

ボガグリップ
タイプトリガー式・スケール付き
素材ステンレス
向いている人大型青物を狙う人・重さを量りたい人

フィッシュグリップの代名詞的な存在です。魚をつかんだまま重さが量れるので、記録を残したい人にも。値段は高めですが、とにかく頑丈で一生ものと言われています。大型のヒラマサやブリを本気で狙うなら、いつかは欲しい1本です。

※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。

国産の頑丈なグリップ

第一精工 ジョーグリップMC

第一精工 ジョーグリップMC
タイプはさみ込み式
特長日本製・カラーバリエーションあり

日本の釣り小物メーカー、第一精工のフィッシュグリップです。かっちりした作りで、青物の下あごをしっかりホールドできます。ボガグリップより手頃な価格で、国産の安心感があるのが魅力です。

※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。

大型にも対応するダイワの定番

ダイワ フィッシュグリップST HD 250

ダイワ フィッシュグリップST HD 250
全長250mm
特長ヘビーデューティー仕様

ダイワのフィッシュグリップの中でも、大きな魚に対応したモデルです。長さがあるので、暴れる魚から手を遠ざけられます。初めての1本としても選びやすい定番です。

※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。

軽くて扱いやすい

シマノ フィッシュグリップR UE-302T

シマノ フィッシュグリップR UE-302T
全長246mm
特長軽量で片手操作しやすい

シマノのフィッシュグリップで、軽さと扱いやすさのバランスがいいモデルです。ランガンで歩き回るロックショアでも、腰に下げていて重さが気になりにくいです。

※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。

落下防止の必需品

第一精工 コイル巻尻手ロープ

第一精工 コイル巻尻手ロープ
用途フィッシュグリップ・プライヤーの落下防止

フィッシュグリップを買ったら、セットで用意してほしいのがこれです。ライフジャケットのDリングとつないでおけば、手を滑らせても海に落ちません。プライヤー用と2本あると便利です。

※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。

正しいつかみ方

フィッシュグリップで魚をつかみながら腹を手で支えている様子

フィッシュグリップを使うときは、つかみ方にも気をつけましょう。

  1. 魚が少し落ち着くのを待つ(暴れている最中に手を出さない)
  2. フィッシュグリップで、魚の下あごをしっかりはさむ
  3. もう片方の手で、魚のお腹を下から支える
  4. 魚を横向き(水平)に持つ
  5. プライヤーでフックを外す

大事なのは、魚を縦に吊るさないことです。特に大きな魚を下あごだけで吊るすと、あごや内臓に大きな負担がかかります。リリースする場合は特に、お腹を支えて水平に持ってあげてください。リリースのコツはキャッチ&リリース手順にまとめています。

ぼくが最初にやってしまった失敗は、魚が暴れている最中に慌ててグリップを近づけたことです。グリップがあごに入らず、魚が跳ねて、ルアーのフックがグリップに絡まりました。魚が少し落ち着くのを待つだけで、ずいぶん安全につかめます。

プライヤーとの組み合わせ

ライフジャケットにホルスターで付けたフィッシュグリップとコイルコード

フィッシュグリップは、プライヤーとセットで使う道具です。左手でグリップ、右手でプライヤー(右利きの場合)。この2つを、ライフジャケットのすぐ取り出せる位置に付けておくのがおすすめです。

ぼくは、ライフジャケットの左側にフィッシュグリップ、右側にプライヤーを付けています。どちらもコイルコードでつないでいるので、両手がふさがっても落とす心配はありません。プライヤーの選び方はプライヤーおすすめ5選で紹介しています。

使ったあとの手入れ

フィッシュグリップも海水をかぶるので、使ったあとは手入れが必要です。

  • 真水でしっかり洗う(特に可動部分)
  • 水気を拭き取って乾かす
  • 可動部にオイルを差す
  • スケール付きのものは、目盛りがずれていないか時々確認

ぼくは釣行後、プライヤーと一緒にまとめて洗っています。数分で終わるので、習慣にしてしまうのが一番です。

まとめ|手を守るための道具

フィッシュグリップは、魚を持つための道具であると同時に、自分の手を守るための道具です。

  1. 耐荷重10kg以上・錆びにくい素材・片手操作で選ぶ
  2. 落下防止コードは必須:プライヤーとセットで
  3. 下あごをはさんで、お腹を支えて水平に:魚にもやさしい持ち方

あの日、フックが手をかすめたときのヒヤッとした感覚は、今でも覚えています。痛い思いをする前に、ぜひ1本用意しておいてください。

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