「ロックショアは朝まずめが勝負」。これは間違いないと思います。でも、何年か通っていると、「今日は夕まずめのほうがよかったな」という日が、意外とあることに気づきます。
ぼくが夕まずめを見直したきっかけは、朝からまったく反応がなかった日のことでした。昼過ぎにほぼ諦めて、「最後に1時間だけ」と夕方まで粘ったら、日が傾き始めた頃に突然ナブラが沸いて、ワラサが2本。朝からいた人たちはみんな帰ってしまっていて、ぼく一人の貸し切り状態でした。
一方で、夕まずめには怖さもあります。夢中になって粘りすぎて、真っ暗な岩場を帰る羽目になったこともあります。この記事では、夕まずめで釣果を出すコツと、安全に帰るためのルールをまとめます。
夕まずめは「潮が夕方に動く日」「日中にベイトが溜まっていた日」が狙い目。ただし、日没の30分前には撤収を始める。地磯なら帰り道を明るいうちに確認しておく。
夕まずめが朝より釣れる日もある

まずめ(朝と夕方の薄暗い時間)は、魚の活性が上がる時間帯です。光の量が変わることで、ベイトが動き出し、それを追って青物も動き出すと言われています。
では、なぜ朝まずめのほうが有名なのか。ぼくの考えでは、夜の間に休んでいた魚が一斉に動き出す朝のほうが、チャンスがはっきりしているからだと思います。でも、こんな日は夕まずめにも大きなチャンスがあります。
| 夕まずめが狙い目の日 | 理由 |
|---|---|
| 夕方に潮が動く日 | 潮の動きとまずめが重なると最強 |
| 日中にベイトが溜まっていた日 | 夕方にそのベイトを青物が追う |
| 朝が荒れていて、夕方に落ち着く日 | 朝は立てない磯に夕方入れる |
| 朝の人が多い人気の磯 | 夕方は人が減ってプレッシャーが下がる |
特に大事なのは、潮のタイミングです。夕まずめと潮の動き始めが重なる日は、朝まずめに負けないくらい期待できます。前の日の夜に潮汐表を見て、「今日は夕方が本命だな」と分かる日もあります。潮の読み方は潮の読み方完全ガイドを参考にしてください。
夕まずめの組み立て方
ぼくが夕まずめに行くときは、こんな流れで組み立てています。
- 日没の2〜3時間前に磯に着く:明るいうちに足場と帰り道を確認
- 明るいうちは観察とサーチ:ベイトや潮目を探しながら、ジグで広く探る
- 日没1時間前から本気モード:ここから時合いに備える
- 日没30分前に撤収開始:釣れていても、ここで片付けを始める
「まずめ」の一番いい時間帯は、日没の前後なので、ちょうど撤収のタイミングと重なってしまいます。正直、一番いい時間を捨てることになるのですが、ここは絶対に譲れないポイントです。理由は後で書きます。
夕まずめに使うルアー

夕方は、光の向きが朝と逆になります。西日で水面がギラついたり、逆光で魚からルアーが見えにくくなったりするので、ルアー選びも少し変えます。

- シンキングペンシル:夕方のゆっくりした時合いに強い。中層をふわっと見せられる
- ミノー:ベイトが表層を逃げているときに。腹がグローのものも効く日がある
- メタルジグ:明るいうちのサーチと、沖のナブラ撃ちに
暗くなるにつれて、ルアーのシルエットが大事になってきます。ぼくは、暗くなり始めたら黒っぽいシルエットのカラーや、ピンク・チャート系を試すことが多いです。明るい時間の「ナチュラルカラー」から、少しずつアピール系に寄せていくイメージです。カラーの考え方は状況別攻略ガイドでもまとめています。
夕まずめの中層に
ダイワ モアザン スイッチヒッター 120S
| タイプ | シンキングペンシル |
|---|---|
| 全長 | 120mm |
| 使い方 | ただ巻き・ドリフト |
シーバス用として有名ですが、ロックショアの夕まずめにも使いやすいシンペンです。よく飛んで、ただ巻きでも自然にゆらゆら泳ぎます。青物が中層にいるときや、表層のミノーに出ないときに投げています。
※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。
明るいうちのサーチ用
メジャークラフト ジグパラ ショート
| タイプ | メタルジグ |
|---|---|
| 重さ | 30〜60g前後 |
日が高いうちは、ジグで広く探ってベイトや魚の層を探します。カラーが豊富なので、夕方に向けてピンク系やグロー系に替えていく使い方もしやすいです。
※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。
帰り道こそ一番気をつける

夕まずめの釣りで、一番大事なのはここです。暗くなってからの岩場の移動は、本当に危ない。
ぼくが一度、夢中になって粘りすぎたときのことです。日没後に魚が掛かり、取り込んで、締めて、片付けて…と気づいたら、あたりは真っ暗。ヘッドライトはあったものの、来た道がどこだったのか分からなくなり、岩場で20分ほどうろうろしました。濡れた岩で何度も足を滑らせかけて、本気で怖かったです。
それ以来、夕まずめに行くときは、このルールを守っています。
- 日没30分前には片付けを始める(魚が釣れていても)
- 明るいうちに帰り道を一度歩いて確認しておく
- ヘッドライトは2つ持つ(メインと予備)
- 帰る時間を家族に伝えておく
- 慣れていない磯では夕まずめをやらない
特に、満潮に向かう時間帯は、来るときに歩けた岩が潮で沈んでいることもあります。行きと帰りで道が変わる可能性も考えておきましょう。磯での撤退判断は磯での安全対策完全ガイド、ヘッドライト選びはヘッドライトの選び方で詳しく書いています。
帰り道を照らすメインライト
ジェントス LEDヘッドライト GH-300RG
| 明るさ | 最大1500ルーメンクラス |
|---|---|
| 電源 | 充電池・乾電池兼用 |
とにかく明るいヘッドライトで、暗い岩場の足元をしっかり照らしてくれます。充電池と乾電池の両方が使えるので、電池切れの不安も少ないです。夕まずめに行くなら、これくらい明るいライトがあると安心です。
※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。
予備のヘッドライトに
ハピソン 充電式ヘッドランプ
| タイプ | 充電式 |
|---|---|
| 用途 | 予備・作業用 |
釣り用の小物で定評のあるハピソンのヘッドランプです。ぼくは予備としてバッグに入れています。メインが切れたときの保険があるだけで、気持ちがまるで違います。
※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。
まとめ|夕まずめは「逃げ道」を確保してから
夕まずめは、朝まずめに負けないチャンスがある時間帯です。でも、それと同じくらい、危険も大きい時間帯です。
- 夕方に潮が動く日・ベイトが溜まっている日が狙い目
- 暗くなるにつれて、シルエットのはっきりしたカラーへ
- 日没30分前には撤収開始。帰り道は明るいうちに確認
一番おいしい時間を途中で切り上げるのは、正直悔しいです。でも、無事に家に帰ってこその釣りです。また次の夕まずめに来ればいい、と思えるくらいの余裕を持って楽しんでくださいね。



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