関東に住んでいて、ロックショアをやってみたい。そう思ったとき、まず候補に上がるのが伊豆半島、房総半島、三浦半島の3つのエリアだと思います。
ぼくも関東から週末ごとにこの3エリアに通っていた時期がありました。金曜の夜に仕事を終えて、深夜に高速を走って、朝まずめに磯に立つ。眠いけど、あの夜明けの瞬間のワクワクは何にも代えられません。
この記事では、関東から通えるロックショアのエリアの特徴と、地磯に入るときに守りたいルールをまとめます。なお、具体的な釣り座の場所は、地元の方への配慮もあって細かくは書きません。エリアの特徴と、自分で釣り場を探すときのヒントとして読んでください。
青物を本気で狙うなら伊豆、ヒラスズキなら外房、手軽に通うなら三浦。どのエリアも立入禁止・駐車禁止の場所があるので、地元のルールを必ず確認する。初めての磯は明るい時間に下見してから。
3エリアの特徴をざっくり比較
| エリア | 主なターゲット | 特徴 | 都心からの距離感 |
|---|---|---|---|
| 伊豆半島 | 青物(ワラサ・ヒラマサ・カンパチの若魚)・ヒラスズキ | 黒潮の影響を受けやすく、魚種が豊富。溶岩の磯が多い | 遠め(特に南伊豆) |
| 房総半島(外房) | ヒラスズキ・青物 | 太平洋の波が直接当たり、サラシができやすい | 中くらい |
| 三浦半島 | ヒラスズキ・青物(回遊次第)・根魚 | 都心から近く、短時間の釣行に向いている | 近い |
どのエリアも、狙える魚やシーズンは年によってかなり変わります。最新の情報は、地元の釣具店や渡船店のSNS・釣果情報で確認するのが一番確実です。
伊豆半島|青物を狙うならここ

伊豆半島は、関東から通えるエリアの中で、一番「ロックショアらしい」場所だと思います。黒潮の影響を受けやすく、秋には青物の回遊が期待できます。
- 東伊豆:都心から比較的近い。地磯が点在していて、回遊があれば青物も
- 南伊豆:黒潮の影響を一番受けやすく、魚影が濃い。地磯も渡船も選べる
- 西伊豆:駿河湾に面していて、秋の青物シーズンに期待できる
伊豆の磯は溶岩でできているところが多く、足場がゴツゴツしています。スパイクシューズがよく効く反面、転ぶと痛い。磯靴とヘルメットは必須です。
南伊豆には渡船で渡る沖磯もあります。地磯よりも潮通しがよく、大型の青物が期待できる一方で、渡船のルールやマナーを守る必要があります。渡船の利用は沖磯デビュー完全ガイドを参考にしてください。
房総半島(外房)|ヒラスズキの聖地

房総半島の太平洋側(外房)は、ヒラスズキで有名なエリアです。太平洋からの波がそのまま当たる磯が多く、サラシができやすい。秋から冬、春にかけて、ヒラスズキを狙うアングラーが多く集まります。
ただ、波が直接当たるということは、危険も大きいということです。外房のヒラスズキ釣りは、波がある日にこそ釣れる釣りですが、その分、波にさらわれる事故も起きています。
- 波の予報(高さと周期)を必ず確認する
- 初めての磯は、凪の日に下見してからにする
- サラシを狙うときは、波が届かない高さから釣る
ヒラスズキの狙い方はヒラスズキの狙い方完全ガイド、サラシの見極めは釣れるサラシ・危険なサラシで詳しく書いています。
内房側は外房に比べて波が穏やかな日が多く、初心者が磯に慣れるにはいい場所もあります。
三浦半島|近さが最大の魅力

三浦半島は、都心から一番近いロックショアのエリアです。仕事の前後や、半日だけの釣行にも使えるのが最大の魅力。冬の晴れた日には、磯から富士山が見えることもあって、それだけで来た甲斐があったと思えます。
ヒラスズキや根魚が中心ですが、回遊があれば青物も狙えます。ただ、人気エリアなので人が多く、週末は釣り座の確保が難しいこともあります。平日や、少し歩く場所を選ぶと、ゆったり釣りができます。
地磯に入るときのルールとマナー

関東のロックショアで一番気をつけたいのが、地元とのトラブルです。釣り人のマナーが原因で、立入禁止になってしまった磯もあります。せっかくの釣り場を守るためにも、これだけは守ってください。
- 立入禁止・釣り禁止の場所には入らない:看板やロープがあったら従う
- 駐車場所を守る:私有地や路肩への迷惑駐車は絶対にしない
- 漁業者の邪魔をしない:漁港や定置網の近くでの釣りはルールを確認
- ゴミは必ず持ち帰る:ラインくずや仕掛けのパッケージも
- 夜明け前の騒音に気をつける:住宅地の近くでは静かに
- 地元の人にはあいさつを:一言あるだけで、ずいぶん印象が変わる
ぼくがよく行っていた磯の入り口で、地元の漁師さんに声をかけたことがあります。最初は少し警戒されていたのですが、あいさつをして、ゴミを拾って帰るのを何度か続けていたら、「今日は潮がいいよ」と教えてくれるようになりました。釣り場は、みんなで守るものなんだと実感しました。
ルールについては、別の記事でもう少し詳しく書く予定です。
関東の地磯で使いたい装備
関東の磯は、溶岩の磯、平らな岩棚、海藻の多い磯など、場所によって足場がかなり違います。特に磯靴は、自分がよく行く磯に合ったものを選びましょう。
溶岩の磯でも滑りにくい
ダイワ フィッシングシューズ DS-2104(スパイクソール)
| ソール | スパイク |
|---|---|
| 向いている磯 | ゴツゴツした岩場・海藻が少ない磯 |
スパイクソールのフィッシングシューズです。乾いた岩やゴツゴツした溶岩の磯でしっかりグリップしてくれます。伊豆の地磯のように、歩く距離が長い場所でも履きやすいです。
※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。
海藻の多い磯にも強い
シマノ ジオロックDS+シューズ カットラバーピンフェルト FS-160Y
| ソール | カットラバーピンフェルト |
|---|---|
| 向いている磯 | 海藻やノリが付いた岩・平らな岩棚 |
フェルトとラバーとピンを組み合わせたソールで、海藻が付いた滑りやすい岩でも安定しやすいタイプです。外房や三浦の岩棚のような、ヌルヌルした足場が多い磯で頼りになります。
※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。
磯に立つなら必須
ダイワ ライフジャケット DF-3025T
| タイプ | 固型式(磯向け) |
|---|
どのエリアの磯に立つにしても、固型式のライフジャケットは必須です。特に波の当たる外房では、万が一に備えて必ず着用してください。
※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。
磯靴の選び方は磯靴おすすめ5選でもくわしく紹介しています。
まとめ|まずは近場で磯に慣れよう
関東から通えるロックショアのエリアは、それぞれに魅力があります。
- 青物なら伊豆、ヒラスズキなら外房、手軽さなら三浦
- 初めての磯は明るい時間に下見。波の予報は必ず確認
- 地元のルールとマナーを守る:釣り場は守らないとなくなる
最初は近場の三浦や内房で磯に慣れて、少しずつ伊豆や外房へ足を延ばしていくのがおすすめです。関西・四国や九州・山陰のエリアは、関西・四国のポイント10選、九州・山陰のポイント10選で紹介しています。



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