「明日、行けるかな…」
釣行前夜、布団に入ってからもスマホで天気を何度も見てしまう。ロックショアをやっている人なら、きっと分かってもらえると思います。
ロックショアは、波と風に釣果も安全も左右される釣りです。予報をしっかり見ずに出かけて、磯に着いたら波が高くて立てなかった、というのは笑い話で済みますが、無理をして磯に立てば命に関わります。ぼく自身、昔「行けるだろう」と思って出かけた磯で、足元を洗う大波に一度だけ肝を冷やしたことがあります。あれ以来、予報のチェックは欠かさなくなりました。
この記事では、ぼくが釣行前に必ず見ている予報サイト・アプリと、それをどう組み合わせて「行く・行かない」を決めているかを紹介します。
「天気」「風」「波(うねり)」「潮」の4つを、前日の夜と当日の朝の2回チェックする。とくに波は「波の高さ」と「周期」をセットで見る。迷ったら行かない。
予報で見るのは4つだけ

天気予報というと「晴れか雨か」を見がちですが、ロックショアで大事なのは天気よりも風と波です。ぼくが見ているのはこの4つです。
| 項目 | 見るところ | なぜ大事か |
|---|---|---|
| 天気 | 雨・雷・気温 | 雷は即中止。雨は足元が滑りやすくなる |
| 風 | 風向きと風速 | 向かい風だとキャストできない。強風は危険 |
| 波 | 波の高さと周期 | 磯に立てるかどうかを決める一番の要素 |
| 潮 | 満潮・干潮の時刻 | 釣り座が水没しないか、時合いはいつか |
このうち、とくに見落としがちなのが「波の周期」です。これは後でくわしく説明します。
ぼくが毎回見ている予報サイト・アプリ5つ
1. 気象庁「沿岸波浪予想」と天気予報
まず基本になるのが気象庁です。天気予報と一緒に、沿岸の波の高さの予想も出ています。派手さはありませんが、注意報・警報が出ていないかを確認するためにも、必ず最初に見ています。波浪注意報や強風注意報が出ていたら、その時点でロックショアはやめるのがぼくのルールです。
2. Windy(ウィンディ)
風と波を地図の上で見られるサイト・アプリです。風の流れがアニメーションで表示されるので、「どっちから、どれくらいの風が吹くか」が直感的にわかります。うねりの向きや周期も見られるので、ぼくは一番よく使っています。
3. 海快晴(うみかいせい)
海のレジャー向けの予報サイトです。風・波・うねりを時間ごとに確認できるので、「朝は大丈夫だけど昼から荒れる」といった変化をつかむのに便利です。
4. ウェザーニュース・tenki.jp
身近な天気アプリも、雨雲レーダーや雷の情報を見るのに使っています。とくに夏から秋は、急な雷雨に注意が必要です。磯の上で雷に遭うと、逃げ場がありません。
5. 潮汐アプリ(タイドグラフ)
最後は潮の情報です。満潮・干潮の時刻と潮位を見て、釣り座が水没しないか、帰り道が潮で通れなくならないかを確認します。潮の時刻は時合いを読むのにも使います。潮の読み方は潮の読み方完全ガイドにまとめています。
※各サービスの機能や表示は変わることがあります。使う前に最新の内容を確認してください。
風は「向き」と「強さ」をセットで見る

風は、強さだけでなく向きも大事です。同じ5mの風でも、背中から吹く追い風ならキャストしやすく、正面からの向かい風だとルアーが全然飛びません。
ぼくの目安はこんな感じです。
- 風速3m以下:快適。どこでも釣りになる
- 風速4〜6m:向かい風だとキャストがきつい。風裏の磯を選ぶ
- 風速7m以上:キャストも足元も不安定。基本的にやめる
風向きと磯の向きの関係は、風向と地形で釣り場を選ぶでくわしく書いています。
波は「高さ」と「周期」で判断する

ここが一番大事なところです。波の予報を見るときは、波の高さだけでなく、周期も必ず確認してください。
周期とは、波と波の間隔(秒)のことです。同じ1.5mの波でも、周期が短い(6秒くらい)波はチャプチャプした波で、周期が長い(10秒以上)波は、遠くから来るうねりです。うねりはエネルギーが大きく、磯に当たると予報の高さ以上に大きく這い上がってきます。
ぼくが昔ヒヤッとしたのも、まさにこのうねりでした。予報の波の高さは1m。風もない。「今日は楽勝だな」と思って低い磯に立っていたら、数分に一度、とんでもなく大きな波が足元まで這い上がってきたんです。あとで調べたら、遠くの台風から周期の長いうねりが届いていました。
| 波の高さ | 周期 | ぼくの判断 |
|---|---|---|
| 1m以下 | 短い〜普通 | 基本OK |
| 1〜1.5m | 短い〜普通 | 高い磯ならOK。低い磯は避ける |
| 1〜1.5m | 長い(10秒以上) | 要注意。低い磯は避け、高い場所から様子を見る |
| 2m以上 | どれでも | 行かない |
※あくまでぼく個人の目安です。磯の高さや地形、向きによって安全な条件は大きく変わります。
台風やうねりについては波高・周期・波向の読み方、さらに詳しくは磯での安全対策完全ガイドも読んでみてください。
前日の夜と当日の朝の2回チェック

予報は変わります。前日の夜に「行ける」と思っても、朝になって変わっていることはよくあります。ぼくは必ず2回チェックしています。
- 前日の夜:4つの項目を見て、行くかどうか、どの磯に行くかを決める
- 当日の朝(出発前):注意報が出ていないか、風や波が変わっていないかを確認
- 磯に着いたら:明るくなるまで、高い場所から波の様子を5分以上見る
3つ目の「磯で実際に波を見る」が、実は一番大事です。予報はあくまで予報。実際の海を見て、少しでも怖いと思ったら、竿を出さずに帰る勇気を持ってください。
磯でスマホを守る道具
予報アプリを磯でも見るなら、スマホを守る道具もあると安心です。磯は波しぶきや雨でスマホが濡れやすく、万が一のときの連絡手段でもあるので、ぼくはしっかり守るようにしています。
首から下げられる防水ケース
防水スマホケース IPX8 ネックストラップ付き
| 防水性能 | IPX8クラス |
|---|---|
| 特長 | ケースに入れたまま操作できるものが多い |
首から下げられる防水ケースに入れておけば、波しぶきや雨でもスマホを守れます。ケースのまま画面を操作できるので、磯の上で予報を確認したり、写真を撮ったりするのにも便利です。
※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。
予報を見すぎて電池が減る人に
Anker モバイルバッテリー 10000mAhクラス
| 容量 | 10000mAh前後 |
|---|---|
| 用途 | スマホ・ヘッドライトの充電 |
釣行中に予報や潮を何度も見ていると、スマホの電池はあっという間に減ります。緊急時の連絡ができなくなると困るので、小さめのモバイルバッテリーを1つ持っておくと安心です。濡れないようにジップ袋に入れて持ち歩きましょう。
※価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで仕様をご確認ください。
まとめ|予報を見て「行かない」も立派な判断
ロックショアは、海の状態がすべてを決める釣りです。予報を見る習慣をつけるだけで、安全も釣果もぐっと上がります。
- 天気・風・波・潮の4つを見る:とくに波は高さと周期をセットで
- 前日の夜と当日の朝の2回チェック:注意報が出ていたら中止
- 磯に着いたら実際の波を見る:少しでも怖いと思ったら帰る
釣りは、行けなかった日があっても、また次があります。でも、海で命を落としたら次はありません。「今日はやめておこう」と言える人が、長く釣りを楽しめる人だと思います。



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