「メタルジグって何を基準に選べばいいの?」
ロッドとリールを揃えたあと、次に迷うのがルアー選びです。磯釣具屋に行くとメタルジグだけで棚ひとつ分ある。重さも形も色も違いすぎて、何が何だかわからない。ぼくも最初はパッケージのデザインで選んでいました(笑)
この記事では、ロックショア歴10年のぼくが「実際にこれで釣れた」「これは現場でこう使い分けている」という実践的な情報だけを解説します。

まず知っておくべき:メタルジグの3つの選択基準
メタルジグを選ぶときに意識するのは以下の3つだけです。① 重さ(g)② 重心タイプ(フロント・センター・リア)③ カラー
① 重さの選び方
ロックショアでは60〜100gが基本
ロックショア(磯からのキャスティング)で使うメタルジグの重さは、基本的に60〜100gです。磯は沖に比べて潮の流れが複雑で速い場所が多く、軽いジグだと流されてしまい、狙ったレンジを引けなくなります。
| 重さ | 使うシーン |
|---|---|
| 40〜60g | 潮の流れが緩やか・水深が浅い磯 |
| 60〜80g | 標準的な磯・万能(最初に揃えるべき) |
| 80〜100g | 潮の流れが速い・遠投が必要なシーン |
| 100g以上 | 深場・強い流れ・大型ヒラマサ狙い |
まず60gと80gを各3〜4個ずつ揃えれば、ほとんどの状況に対応できます。
② 重心タイプの選び方と使い分け

フロント重心(前重心)
ダートアクション・ワンピッチジャークに最適。水の抵抗を受けやすく、ロッドをしゃくるとジグが激しく横に飛ぶ(ダート)動きをします。青物がスイッチオンしているとき・ナブラが出ているときに有効です。
センター重心(中心重心)
バランスが良く万能・初心者に最適。最初の1本に選ぶなら、センター重心のジグが最も無難です。どんなアクションでもそれなりに動いてくれるので、初心者がジャークのリズムを覚えるのに適しています。
同じ80gのジグでも、重心の位置によって動きが全く変わります。これが実は一番重要な知識です。
リア重心(後方重心)
飛距離最強・スロー系アクションに最適。安定した飛行姿勢で遠投でき、タダ巻きでも複雑なアクションを演出します。遠くのナブラを射程に入れたいとき、または青物の活性が低くてゆっくり誘いたいときに活躍します。
| 重心タイプ | 飛距離 | アクション | こんなときに |
|---|---|---|---|
| フロント | △ | ダート・激しい | 活性高い・ナブラあり |
| センター | ○ | 万能 | 最初・状況不明 |
| リア | ◎ | スロー・複雑 | 遠投・低活性 |
③ カラーの選び方とローテーション

基本の3カラー
シルバー系:イワシ・サバなどのベイトフィッシュに似た定番カラー。晴天・澄み潮・水がきれいなときに有効。まず1本持つなら迷わずシルバー。
ピンク・レッド系:視認性が高く、曇天・濁り潮でも魚に発見されやすい。なぜかよくわからないが釣れる(笑)。ぼくが一番多く使うカラーです。
グロー(夜光)系:暗い場所・深場・早朝・夕方以降に有効。朝マズメ一投目のローテーションに必ず入れています。
カラーローテーションの手順
- シルバーから始める(3〜5投)
- 反応なければピンク・レッドに交換(3〜5投)
- それでも反応なければグローに交換(3〜5投)
- 全カラーで反応なければ重さ・重心タイプを変える
カラーを変えるだけで急に釣れることは本当によくあります。1カラーで粘りすぎず、10〜15分で変えていく手返しの良さが釣果を左右します。
【競合との差別化】形状で選ぶ:左右対称 vs 左右非対称
左右対称ジグ:アクションが安定。しゃくったときに左右均等に動くため初心者でも扱いやすく、ダートアクションが出やすい。代表:TGベイト、コルトスナイパーTT
左右非対称ジグ:フォール時に木の葉のようにヒラヒラと落ち、瀕死のベイトを演出できます。低活性の青物やヒラスズキに効果的。代表:ジャクソン ギャロップアシスト
| シーン | おすすめ形状 |
|---|---|
| 青物が活発に追いかけているとき | 左右対称(速いアクション) |
| 反応が悪いとき・低活性 | 左右非対称(スローフォール) |
ジグの長さ:ロングジグ vs ショートジグ
ロング(セミロング)ジグ:細く長いシルエットで、水流を受けるとアクションが大きく横に激しくスライド(「ジグを飛ばす」)します。スレた青物のスイッチを入れるのに有効。
ショートジグ:コンパクトで沈下が速い。潮の流れが速い磯・深場を素早く探るときに有利。タングステン素材との組み合わせが最強です。
基本アクション:ワンピッチジャーク

ロックショアで最もよく使うアクションです。
- キャスト後、着水したらラインのたるみを取る
- ロッドを素早く1回しゃくり上げる(ピッチ)
- しゃくった分だけリールを1〜2巻き
- これを一定のリズムで繰り返す
最初はリズムが難しいですが、慣れると呼吸のように自然にできるようになります。「しゃくる→巻く→しゃくる→巻く」を一定のリズムで繰り返すだけです。
他にもタダ巻き(一定速度で巻き続けるだけ)やフォール(底まで沈めて底付近の魚を狙う)も状況に合わせて使い分けましょう。
ロックショアで実績のあるおすすめメタルジグ5選
実際に釣果を出してきた5本を厳選して紹介します。すべてAmazonで購入できます。
| メーカー | カルティバ(オーナーばり) |
| 重さ | 40g / 60g / 80g / 100g / 125g |
| 重心 | フロント〜センター重心 |
| 価格目安 | 1,500〜2,500円 |
磯専用設計のロングセラーモデル。スリムなシルエットで遠投性能が高く、朝マズメのグロー系カラーで実績多数。ぼくの釣行では必ずボックスに入っています。
🛒 Amazonで見る
| メーカー | ダイワ |
| 重さ | 60g / 80g / 100g |
| 重心 | センター〜リア重心 |
| 価格目安 | 3,000〜5,000円 |
タングステン素材でコンパクト・高比重。飛距離が抜群で、ヒラマサ・ブリ・ヒラスズキ何でも釣れる信頼の一本。ぼくのメインジグです。
🛒 Amazonで見る
| メーカー | シマノ |
| 重さ | 60g / 80g / 100g |
| 重心 | センター〜リア重心 |
| 価格目安 | 3,000〜4,500円 |
シマノのロックショア専用タングステンジグ。コルトスナイパーロッドとの組み合わせが特に相性良し。オールラウンドに使える万能モデル。
🛒 Amazonで見る
| メーカー | メジャークラフト |
| 重さ | 40g / 60g / 80g / 100g |
| 重心 | センター重心 |
| 価格目安 | 800〜1,500円 |
コスパ最強モデル。根掛かりロストが怖くない価格帯で、初めてのまとめ買いに最適。カラーバリエーションも豊富で実釣実績も十分。
🛒 Amazonで見る
| メーカー | ジャクソン |
| 重さ | 60g / 80g / 100g |
| 重心 | 左右非対称・リア重心 |
| 価格目安 | 1,500〜2,500円 |
スリムなロングシルエットでスレた青物に効果的。左右非対称設計でスローフォール時のヒラヒラアクションが秀逸。遠投性能も高い。
🛒 Amazonで見る最初に買うべきジグセット
| 選び方 | おすすめ |
|---|---|
| 重さ | 60gと80gを各3本 |
| 重心 | センター重心(最初は統一でOK) |
| カラー | シルバー・ピンク・グロー各2本 |
| メーカー | メジャークラフト ジグパラ(コスパ◎) |
合計:60g×3本+80g×3本=6本、3カラー展開で約6,000〜10,000円。これで最初の磯釣行は十分対応できます。釣行を重ねながら好みのジグを見つけていきましょう!
よくある質問
Q. メタルジグとミノーはどちらから揃えるべき?
A. 遠投が必要なロックショアではまずメタルジグから。ミノーは手前の磯場でのヒラスズキ狙いに活躍します。
Q. タングステン素材と鉛素材、どちらがいい?
A. 飛距離・感度重視ならタングステン、コスパ重視なら鉛素材。最初は鉛素材で練習して、慣れたらタングステンを数本追加するのがおすすめです。
Q. 何個くらい持っていけばいい?
A. 最低10〜15個。根掛かり・ロスト・カラーローテーションを考えるとこれくらい必要です。ぼくは毎回20〜30個持参しています(道具オタクなのでやりすぎかもしれませんが笑)。



コメント